家庭犬訓練競技規定

競技規定を、次のとおり定める。

■エントリークラス出陳条件

【初級】持参犬でのオビディエンス
【中級】持参犬でのオビディエンス
【上級】持参犬でのオビディエンス及びアジリティーコース旋回、及び指定犬でのオビディエンス
【教師】持参犬でのオビディエンス及びアジリティーコース旋回

■競技時間

各クラス、種目等に応じて配分

■審査項目

【初級】5m直線コース
(課目)
①オスワリ
スタート地点でヒールポジションにつけ「スワレ」の状態でアイコンタクト5秒間
②フセ
スタート地点でヒールポジションにつけ、「フセ」の状態でアイコンタクト5秒間
③オスワリ マテ
「スワレ」の状態から「マテ」を指示し、リード1本分離れ、アイコンタクト5秒間の後、ヒールポジションへ戻る
④フセ マテ
「スワレ」の状態から「フセ」・「マテ」を指示し、リード1本分離れ、アイコンタクト5秒間の後、ヒールポジションへ戻る
⑤オイデ
「スワレ」の状態から「マテ」を指示し、リード1本分離れてから、自分のタイミングで犬を呼び、対面停座させた後、ヒールポジションにつける
⑥脚側歩行 往復
「アトヘ」の声とともに歩き出し、コースを往復。ただし、往路の折り返し地点では犬を内回りさせ、復路では、犬を外回りさせスタート地点時と同様の体勢に戻る

【中級・上級(指定犬)】Z字コース
内容は初級と変わらないが、コースはZ字。行進しながらそれぞれの課目をZ字中央部で行う為難易度が高い。さらにアイコンタクトの規定秒数は10秒に増える。上級の指定犬は、競技会当日に指定された犬での競技となる。
(課目)
① オスワリ
② フセ
③ オスワリ、マテ
④ フセ、マテ
⑤ オイデ
⑥ 脚側歩行 片道

【上級(担当犬)・教師】Z字コース
上級は担当犬と指定犬の2パターンを実施、担当犬ではオフリード・各課目実施中は、モチベーター無しの条件で行う。上級・教師では、行進中の停座や遠隔での指示など、課目の難易度があがり、脚側歩行も速歩と呼ばれるスピード感のある速さになっている。
(課目)
① オスワリ、マテ
② タテ、マテ
③ オイデ
④ 常歩行進中のオスワリ
⑤ 常歩行進中のフセ
⑥ 遠隔課目(選択)、オイデ
⑦ 脚側歩行(速歩)片道

【上級(担当犬)・教師】アジリティー
上級は、ハードルなどのジャンプ障害を中心としたコースとなっており、教師は、ドッグウォークやシーソーなどのコンタクト障害が加わる。競技タイムだけでなく、確実に各々の障害をクリアすることがポイントとなる。

■注意事項

・使用する道具(オモチャ、オヤツ)等は各自で用意し、競技中の貸し借りは禁止する
・音の鳴るオモチャは使用不可
・首輪は固定式のみ
・出陳犬が競技中に排泄した場合は、指導者が責任を持って処理すること
・出陳犬がシーズン中の場合は受付時に必ず申告すること。シーズン犬は競技順序を各リングの最後尾に繰り下げる
・競技順が来たにも関わらず、3分経過してもリングに来なかった場合は棄権とみなす
・パンチカーペット内での練習は禁止とする
・出陳犬の準備は各自で手配し、当日の犬の管理は各自が責任を持って行う。
・出陳犬は、狂犬病等のワクチン接種済みで、体調不良でないものとする。
・選手の靴は、ハイヒールやピンヒール等の床を傷つけたり、音がたったりするものは禁止する。
・競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動、及び審査員の指示に従わない等の行為は、退場を命じる場合がある。
・会場内でのドライヤー使用は一切禁止。
・教師クラス出陳者は、21歳以上であること
・審査は、本協会のライセンス規定に準じて採点する。
・本協会は、審査に関する異議申し立ては一切受けない。

◀競技会申込要領へ戻る