デザインカットコンテスト競技規定

競技規定を、次のとおり定める。

■エントリークラス出陳条件

すべての犬種のデザインカット
※前回のトリミングから1か月以上期間があいているもの
※生活上必要なベイシング・爪切り等の手入れを行うことは可能

■競技時間

2時間(制限時間2時間以内に仕上げる)

■中間休憩

1)モデル犬の負担を考慮して規定時間120分における開始60分後に10分間の休憩時間を設ける
2)休憩時間の間は施術を中断すること
3)休憩時間の間は静かに退席し、モデル犬のトイレ等を済ませる事も許可する
4)出陳者は必ず休憩時間内に自分の位置についていること

■早期退席

1)出陳者は規定時間内においても施術をすべて終了した場合、競技を終了することができる
2)競技を終了する場合、静かに挙手をし、審査員の審査を受けることができる
3)早期に終了した出陳者にはボーナスポイントが与えられる
4)一度、終了を宣言した場合、再度、競技に戻ることはできない
5)早期終了した出陳者は審査終了後、静かに退席することができる

■審査項目

【サロンスタイル(最新サロン系スタイル)】
以下の定義に基づいて審査する。
・一般のドッグオーナー様に提案する来年の一押しスタイル
・サロンで提供できる完成度と機能性を持ちつつ、流行性も兼ね備えた最新スタイル
・最も重視されるのは『一般共感性』。だれもが好印象を受けるスタイルが望ましい
・共感性を持たせつつ、「如何に個性を表現するか?」がポイント

【アーティスティック(最新アート系スタイル)】
以下の定義に基づいて審査する。
・とにかく、アーティスティックで誰にも真似できないような斬新なスタイル
・独自の新技法や高等テクニックが必要な表現など
・最も重視されるのは『独創性』。だれもがスゴいと思うインパクトのあるスタイルが望ましい
・自分のオリジナリティを如何に表現するか?がポイント

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■注意事項

・使用する道具は各自で用意し、競技中の貸し借りは禁止とする(トリミングテーブルを除く)。
・カラーリングや装飾物(アクセサリー・エクステンション等)を事前に施す事は認められる。ただし、事前の仕込みが過剰な場合審査に影響する場合がある。
・カラーリングや装飾物は総合してモデル犬の全体の30%以内にとどめること。
・カラーリングをモデル犬の顔(目・鼻・口)や危険と判断される箇所に施すことは禁止とする。
・装飾物をモデル犬の顔(目・鼻・口)や危険と判断される箇所、または、関節等の動きに支障のある箇所に施した場合、競技中に審査員の判断で取り外しをお願いすることがある。
・装飾物はモデル犬が動くと外れてしまうもの、モデル犬の動きを制限し負担を与えるものは禁止とする。明らかに過度な重量の有るものや危険と判断されるものはすべて審査員の判断で使用を止めていただく場合がある。
・その他、整髪剤や一時染毛剤などの使用においては基本的には認められる。ただし、審査員によりモデル犬に著しく危険の及ぶ行為と判断される場合は即刻、その行為の制止と厳重注意を行うものとする。
・出陳犬の準備は各自で手配し、当日の犬の管理は各自が責任を持って行う。
・出陳犬は、狂犬病等のワクチン接種済みで、体調不良でないものとする。
・選手の靴は、ハイヒールやピンヒール等の床を傷つけたり、音がたったりするものは禁止する。
・競技中、他の選手に迷惑をかけるような言動、及び審査員の指示に従わない等の行為は、退場を命じる場合がある。
・会場内でのドライヤー使用は一切禁止。
・審査は、本協会のライセンス規定に準じて採点する。
・本協会は、審査に関する異議申し立ては一切受けない。

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